米騒動大正八年頃、米騒動がありました。これは米の価格が一升二〇銭ぐらいだったのが、六〇銭にもはね上がったからです。 その頃の日当が四十五銭位でしたから、大人が一日働いても米一升は買えませんでした。 その頃はやった唄で、木曽節の替え唄ですが、「大正八年、お米が高い 米の高いのに双子が出来て お名をつけましょ お米 お高 とつけたじゃないか」というのが有りました。 内地米が余り高いので、少し安い外米(インド米)がお米屋さんで売られていました。粒の長い米で赤いものが混ざっていて、なにやら古くさい臭いがし、味はパサパサでおいしくなかった。それを買ったり、沢山米を作っている農家で買ったりしました。 |
1984年発行の、『ふるさと上秋津 ー古老は語る−』を、2009年秋津野マルチメディア班がWeb版に復刻いたしました。
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