大神宮講(だいじご講)だいじごさん。上秋津の各所にあり、天照大神をお祀りしている。太陽の神様として、常日ごろ感謝し崇拝したようだ。それで、各地区の大神宮さんに講があり、一年に一回十二月二十三日に議員が一堂に集まり、だいじごさんをお祭りし、ごちそうを作り、お酒等を飲みながら、世間話をし一日を楽しく過ごした。 そこで、これに必要な費用集めの方法は、二通りあり、 一つは、最初、議員の出し合ったお金で田畑を買い"だいじご地"とし、この田畑を小作に出し、その小作料でお祭りなど講の費用をまかなった。 もう一つは、議員が毎月少しずつ積み立てる方法とか、その時々に一括して集める方法とか、色々あったようだが、一括して集める方法の中に、特別作った入れ物、"講弁(三合升)"に、お米を入れ持ち寄ったという所もあったようだ。 |
1984年発行の、『ふるさと上秋津 ー古老は語る−』を、2009年秋津野マルチメディア班がWeb版に復刻いたしました。
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