村祭り上秋津には当時、村社として川上神社無格社として、磐上神社中宮神社市杵島神社があり、川上神社には専任の神主があって、他のお宮の神主を兼ねていた。村祭は昭和三十四年頃迄は十二月九日であり、川上神社は上・下組の獅子舞渡御。佐向谷下畑のお宮は投餅。中宮さんは素人角力や投餅の余興をやっていた。昭和三十年頃牟婁町に合併してから、生活改善簡素化及びみかんの出荷の関係で、町内一元化出来ないかとの声で、公民館で氏子や神社総代の意見を聞き、三十四年頃から、牟婁町内十一月十五日と変更して、今日のようになった。 その頃は、十一月十五日 上芳養中芳養秋津川 十二月 一日 長野 十二月 九日 上秋津三栖 又、川上神社の祭典には、戦中迄は学校が団体参拝も、村からは供進使も差し出した。 境内の戦没者の招魂祭は、毎年四月三日に村、在郷軍人会で行い、学校各団体も参列された。 |
1984年発行の、『ふるさと上秋津 ー古老は語る−』を、2009年秋津野マルチメディア班がWeb版に復刻いたしました。
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