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■ 田辺市の町づくり報告会2016. 2.9

 上秋津農村環境改善センターで田辺市の真砂市長から、田辺市の町づくり報告会が開催されました。8年ぶりに上秋津で開催されるということで、大会議室に一杯に上秋津地区、秋津川地区の住民が参集。合併10年の町づくりを振り返り、今後の町づくりに向けた方向性を報告されました。世界遺産の追加登録、農業遺産登録、吉野熊野国立公園が拡大と明るさはあるものの、人口減が続いている現状があり、その影響も心配される。昭和30年から過密と過疎の問題が解決できないまま今日に至っている。今後の田辺市の人口減少率をなんとか3割以内にとどめたいと考えているが具体策は聞かれず、その難しさも見えてきた。
 会場からも、日本ジオパークへ参加問題や激減する市の幼稚園の園児と保育所の一元化、梅にかわる代替作物、全国の直売所への田辺のミカンの転送、また紀州備長炭の航空機内への持ち込み、地域雇用問題など次々と質問が出、ひとつひとつ丁寧に答弁をされていました。
 上秋津の今後の10年、20年先へ秋津野塾はどう導いていくのか? そろそろ第2回目のマスタープランの時期ではないかと考えさせられる報告会でもありました。