千鉢地区

千鉢地区

集落
 この地区は宅地が入り組んで迫っている。現在ある建物はほとんどが建て替えられたものである。また畑から宅地になったところは少ない。住宅はすでに密集状態で増加の余地がないため、最近では住宅の増加傾向がない。したがって空家が出るとすぐ売れてしまうので空家もほとんどない。宅地が迫っているために道路も狭い。

資源
 地区内で唯一「潜水橋」と呼ばれる独特な橋が現在もある。潜水橋とは水位が上がると通れなくなり、水がないときしか通れないめずらしい橋である。これは昔の交通手段の原型で昭和30 年ごろまで存在したという。また板橋もあった。 お地蔵さん(2 ヶ所)、防火用水(山の水源から、水をひいて貯水している。用途は防火のみ)があり定期的に管理している。
 祭りは川上神社で行う。ほとんどのお宮さんがこの神社に集まってくる。上組・下組に分かれ酒を飲んで喧嘩ばかりしていた。

自然
 昔は水田、桑畑があり、川沿いの梅畑は河川敷であった。明治の水害の後で土手が道路に整備され川の様子も変化していった。昔の遊びはほとんど川遊びであった。
 川は昔はきれいだった。砂利が多く魚もたくさんいた。あいかけというハゼに似た魚をとって食べたりもした。川幅は広かったが自然の流れでだんだん変化してきた。最近では汚れはしたが集落排水施設のおかげできれいになってきており、川えびも出てきた。