秋津野未来への挑戦−地域の安心・安全ネットの核として上秋津自主防災会 |
1995年1月17日早朝に発生し、6400人の尊い人を奪った阪神淡路大震災。大震災は、悲劇を通して地域コミュニティのあり方を、わたしたちに投げかけた。「ひととひとの絆、支えあうことの大切さを知りました」、奥畑地区で農業をしている泉廣明さん(1949年生)はこう話した。泉さんは上秋津自主防災会事務局長をつとめる。 上秋津自主防災会(現在会長楠本健治秋津野塾塾長)は、1999年1月秋津野塾のなかに発足した。地元消防団の副分団長をつとめた泉さんや消防団O B ら5、6人が集まり、「災害の恐ろしさ、防災の大切さを話している」うちに、「自分たちの地域は、自分たちで守っていこう」という話になった。その結果、地域で自主的な防災組織が誕生することになる。 ![]() 紀南地方の各市町村、住民の間ではいま、南海地震、東南海地震にたいする関心が高い。大地震がふたたび発生する確率が高まり、大津波による被害が予想されている。行政の防災対策とともに、災害にたいする住民の立場からの備えも求められている。「もっと意識を高める必要があります」、泉さんは啓発の必要性を認める。自主防災会が果す役割は大きい。地域の安心・安全ネットは、住民が主体的につくっていく、秋津野塾の地域づくりの取り組みの柱である。 |
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