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安全な農産物を作り自ら販売する努力を 泉 孝志去る 4月9日〜11日までの3日間中国の上海に梅の農業研修に行って来ました。 これは、今行政で行われている『中山間地域等直接支払交付金制度』の中で上秋津が取り組んでいる 青年を対象とした農業視察研修の一つです。青年(?_?)と言うには、少しばかり年をくっていますが参加資格を頂いたので喜んで行かして頂きました。 先ず最初に上海空港への着陸の際に広大な土地には驚かされました。見渡す限りの大平野。農業をするには最高に恵まれた条件であります。急傾斜地で果樹農家をしている私にとってはうらやましい限りであります。 どこまで見ても山一つ見えないのです。改めて中国の大きさを感じる事の出来た瞬間でありました。 研修2日目の朝7時ホテルよりバスで上海駅に行き列車にて無錫まで行きました。上海に比べかなり田舎に感じました。更にバスで約2時間行った所に【中外合資三利来食品公司】と言う今回の研修の中心である梅加工会社がありました。基本的に中国には梅干を食べる習慣は無くそこで作られている梅干は全て日本への輸出用です。 味も悪く無く適当に美味しく出来た梅干でした。梅の加工に着手して15年目と言う事ですが、売り先が日本と言う事で残念ながら昨年頃より売上は激減と言う話でした。 今我々の地域では青梅の手取り単価は大体キロ250〜300円位です。その工場での農家からの買い上げ単価がキロ70円位と言う事だそうですが経済情勢から考えると梅農家の収入は大変良い様な気がしました。その工場では梅白干しの他梅酒・梅エキス等が作られていました。 工場からの帰り道 車窓の景色は見渡す限り南高畑がつながっているのに少しばかり恐怖や不安を感じたものでした。しかし梅をたくさん植えているのも、白干し梅や梅酒を作っているのも全て日本人の商社等の指導によるものだそうです。日本の農家の外圧による危機も又日本人によるものなのです。 我々のJA紀南でもたくさんの中国人を招き生産や加工の技術を伝授しています。時代や情勢で仕方無いのかも知れませんが、釈然としないのも実情ではないでしょうか。 この広大な土地や、莫大な労働力にはとてもたちうちできないでしょう。だからと言ってあきらめるわけにはいきません。私達農家も安全な農産物を作り自ら販売する努力を少しでも考える事が必要でしょう。又中国の経済成長は約7%です。いつまでも安い人件費で勝負することは出来ないでしょう。 安全で、安心のできる、消費者に喜んでいただける農産物を作る努力をする事が私達にとって大事な事だとおもいます。 今回この研修に参加する機会を頂いた事に感謝して私のレポートとさせていただきます。 |
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好機到来 野久保 太一郎ここ最近 、僕は視察旅行が多いのですが、今回は、梅の視察という事で参加させてもらいました。 近年 、中国産の梅の輸入が増大しているのは何故か? そして中国産の梅の生産、流通の実体はどういう感じなのか?? この2点が気になる点でした。 上海の街は、とりあえず大きかったです(笑)。なんて言うんでしょうか?高層ビルに新しいマンション、作りかけの高速道路等々、建設ラッシュの印象を受けました。 気になる点でいえば、粉塵がすごい事と、交通状態が良くない点でしょうか。この先、もっと経済が発展し自家用車が増えた時、今の道路状況ではどこかで破綻しそうな感じでした(交通マナーの点においても) そんな都会の喧騒の中で視察の目的である、梅の加工場は静かな所でした。中に案内され、色々、話を聞きましたが、やはり中国の梅と言う物は、日本人の要求によって、日本人好みに加工され、ほとんどすべて日本に輸出されているという事でした。 まぁ ターゲットが日本な訳ですから、当たり前なのですが・・・・・。言い方悪いですけどなんか日本人同士で首を締めあっている感じですね。 今、和歌山の梅農家は、梅の品質及び経済的にも非常に苦労しています。やはり心の中では 「中国産」がなければ・・・ と思っている方も多数いると思います。 しかし、中国の生産者達も必死なハズです。儲からないのをわざわざ生産する事はないでしょうし、産地同士の戦いなんて、あたりまえなハズです。 文句だけ言っても、始まりません。今我々農家がこの状況を打開する事を考えねばなりません。危機をひっくりかえせば、好機到来です。 今なにをすべきか考えて、そして梅の将来を考えていきたいと思います。 |
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